『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』公開記念舞台挨拶【上演前】レポート―新宿が聖地になることが明らかに?

6月23日(金)より劇場上映中の『青春ブタ野郎』シリーズ最新劇場アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」について、24日に公開記念舞台挨拶が開催された。本イベントでは前作の公開から約4年となる節目に、石川界人(梓川咲太 役)瀬戸麻沙美(桜島麻衣 役)、久保ユリカ(梓川花楓 役)、内田真礼(豊浜のどか 役)、雨宮 天(広川卯月 役)が登壇。『青ブタ』ファン参加必至だった本イベントのオフィシャルレポートを紹介する。

※編注※
本記事は【上映前】挨拶のレポートです。【上映後】挨拶ではまた違った切り口にて本作が語られているので以下も合わせて御覧ください!
▶『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』公開記念舞台挨拶【上演後】レポート―久保ユリカさんが涙ながら「共感」綴る

完成披露上映会&ABEMA特番の裏話も

声優陣がひとりずつ挨拶を済ませ、早速トークパートへ。今回は上映前のためネタバレを避けるとのことで、話題は先日6月11日に開催された完成披露上映会についてとなりました。

今回のイベントの挨拶時にマイクトラブルがあったのですが、完成披露上映会でも似たようなハプニングが起きたそうで、その際に声優陣は楽屋裏で盛り上がっていた模様。

その後のABEMA特番は上映会でのテンションのまま出演することになったそうですが、療養中だった石川さんもバッチリご覧になっていたそうで、自分も出演したかったと羨ましがる様子が見られました。

【視聴期限終了】『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』完成披露上映会記念特番

続いてはアニメ『青ブタ』について、新作を知った時の心境や改めてキャラクターを演じた感想が話題に。ここでは、石川さん、瀬戸さん、久保さん、内田さん、雨宮さんがそれぞれTVシリーズから関わってきた作品やキャラクターへの想いを窺わせてくれました。

ここで雨宮さんは、卯月という個人にちゃんと関わるのは本作が初だったと話しました。アフレコは資料を読み込んでから臨んだものの、その当日はキャラクターを作り上げるところからスタートになったと明かします。

すると、そんな雨宮さん演じる卯月について、向さんが「『青ブタ』ファミリー感があった」と一言。この言葉に雨宮さんは大いに喜んだのですが、その表情があまりにも可愛かったのか、他の声優陣が大いに盛り上がる場面も。

雨宮さんは他の声優陣とは違う立ち位置のキャラクターを演じることから不安があったそうですが、この向さんの言葉は素直に嬉しかったと話しました。

自分が本当に頑張りたい事は何なのか、見つめ直す作品になる

その後は声優陣にこれから本作を鑑賞する上での見どころを伺うことになったのですが、ネタバレを避けなければならないため具体的な場面をピックアップするのは難航。

これ以前の舞台挨拶では「湘南の思い出」などが話題になったことから、湘南同様に新宿も本作の聖地であることを話します。

新宿が登場するシーンや、咲太たちがどんな理由で新宿へ向かうことになるかは、ぜひ本編でお確かめください。石川さんによると、このイベントの会場である新宿バルト9の帰り道に見られる場所だそうなのでお見逃しなく。

作品告知&メッセージ

ドラマCD「青春ブタ野郎はハニートーストの夢を見ない」やその挿入歌として麻衣と花楓が歌う「BABY!」が収録される豪華版パンフレットや、アニプレックスの公式通販サイト「ANIPLEX+」で販売受付中の「梓川花楓 1/7スケールフィギュア」の情報も。こちらはキャラクターデザイン・総作画監督の田村里美さんが描いた、花楓が峰ケ原高校に願書を提出するシーンのイラストが基となったファン垂涎のアイテム。

最後に声優陣からファンのみなさんへのメッセージ。石川さんは本作では花楓の頑張りが胸を打つ、そして「自分が本当に頑張りたい事は何なのか、見つめ直す作品になる」と述べました。

続いて久保さんは、何気ないひとつひとつの時間が本当に大事だと、本作を鑑賞すると感じられると話しました。そして自分のペースや自分の受け取り方で本作を楽しんでほしい、花楓もかえでも愛していただけたら嬉しいと語ったところで本イベントは終了となりました。

作品情報

『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』

高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。
三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。
そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。
「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」
それは花楓にとって大きな決意。
極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。
『かえで』から『花楓』へ託された思い。二人で踏み出す未来への物語。

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