大規模な災害時の支援物資受入などの協定締結 「鹿沼市」と「とちぎ流通センター協同組合」

 大規模な災害が発生した時に支援物資を安定供給するため、鹿沼市が26日物資の受け入れと保管、さらに被災地区へ配送を行う協定を市内の物流センターと締結しました。

 鹿沼市と災害時における支援物資の受け入れと配送に関する協定を結んだのは、鹿沼市流通センターにあるとちぎ流通センター協同組合です。佐藤信市長と岩本泰史代表理事が署名をして協定書を取り交わしました。

 とちぎ流通センター協同組合は県内唯一の総合物流センターで物流や倉庫、卸など56社が加盟しています。

 協定では大規模災害が起きた際に避難所への支援物資の配送、物資の集積、搬送拠点の提供を行うことなどを定めています。

 鹿沼市によりますと過去の災害の際、届いた支援物資を保管する広いスペースや荷物を積んだり下ろしたりする人員の確保が課題となっていたということです。

 佐藤市長は「災害時の物資保管など課題を補完できることになり心強い」と話し、岩本代表理事は「鹿沼市民の安全安心に貢献できることになり大変意義あること」と述べました。

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