トラック運転手、体調不良か 5人死亡事故前、会社に申告

 北海道八雲町の国道でトラックが都市間高速バスに衝突し5人が死亡した事故で、死亡したトラックの男性運転手(65)が事故前、勤務先の会社関係者に体調不良を訴えていたことが28日、道警への取材で分かった。道警は運行管理に問題がなかったかどうか詳しい勤務状況などを調べている。

 トラックを所有する養豚会社「日本クリーンファーム」(青森県おいらせ町)は事故翌日の報道陣への対応で、運転手の健康状態について「会社として異常はない」との認識を示し、直近3カ月を調べたが長時間や過重労働には当たらないとも説明していた。

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