ロニー・ジェイムス・ディオの誕生日に行なわれるレインボーのトリビュート・ライブ開催を前に、島紀史(Guitar)、DioKen(Vocal)が愛してやまないレインボーへの思い出コメントを発表!

7月10日(月)、奇しくもロニー・ジェイムズ。ディオの81歳の誕生日に渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて行なわれるレインボーのトリビュート・ライブ『LEGEND OF ROCK ~For Rainbow Lovers~』。開催を前にして、バンドメンバーである、ギターの島 紀史とボーカルのDioKenが、敬愛するレインボーに対して熱い思い出コメントを発表した(以下にコメント掲載)。

──レインボーを初めて聴いたときの状況と感想は?

島 紀史:

ちょうど『闇からの一撃(Straight Between the Eyes)』が出たとき、深夜の音楽番組でPVを見たのが最初でした。曲も素敵でしたが、とにかくリッチー・ブラックモアがかっこよくて、それまでピアノを習っていたんですが「ギターが弾きたい! この人みたいなりたい!」と思いました。

DioKen:

中学生のとき、友人の部屋でよく麻雀をしていたとき、隣の部屋でベースを始めた高校生の兄が大音量でかけていたのが多分「スポットライト・キッド」だったと思います。その後、近所の貸しレコード屋で『ストリート・オブ・ドリームス(Bent Out Of Shape)』を700円で買いました。ロニー・ジェイムズ・ディオはディオ(DIO)からで、高校1年のときに「キル・ザ・キング」を聴いてすぐに中古レコード屋さんに走って『虹を翔る覇者(Rising)』を買って帰りました。A面最初のキーボードのスペーシーさ、B面の2曲で完全にレインボーになりたいと思うようになったまま、今日に至ります。

──アルバム『オン・ステージ』の中で、今現在、一番好きな曲は?

島 紀史:

全部好きですけど、あえて選ぶなら「虹をつかもう(Catch the Rainbow)」です。静と動、哀愁と激しさ、こんなふうにギターをコントロールできたらと思うプレイが満載ですし、素晴らしい音色が聴けますから。凄まじいプレイだと思います。

DioKen:

最初はもちろん「キル・ザ・キング」でしたが、今現在はロニーが歌う76年の「ミストゥリーテッド」を聴き比べている頻度が高い気がします。

──レインボーで最強のナンバーと思う曲は? またその理由は?

島 紀史:

これは難しいですが、ロニー期に限るなら「バビロンの城門(Gates of Babylon)」でしょうか。ロニーの歌唱も、バンドのプレイも、そしてブラックモアの凄まじいソロも素晴らしいですから。

DioKen:

これは無理ですね。“治療不可”ならぬ“返答不可”です。理由は「王様の神殿(The Temple of the King)」「キル・ザ・キング」、「スターゲイザー」「レインボー・アイズ」「バビロンの城門」「メイビー・ネクスト・タイム」等、様々なスタイルの曲がありすぎて、どれか一つに絞ることはできません。 島やDioKenと同じ思いを持つ同世代のファンの方はもちろん、今や見ることができない、<ロニー在籍時のレインボー>のトリビュート・ライブは、すべのハード・ロック・ファン必見のステージになるだろう。当日券の問い合わせは、duo MUSIC EXCHANGEまで。

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