ブロゾビッチのアル・ナスル行き、決着まだか…個人条件で折り合いつかず

[写真:Getty Images]

クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(30)のアル・ナスル行きはまだ決着していないようだ。

2015年冬からインテルでプレーし、今やレジスタとしての地位を確立するブロゾビッチ。通算出場数は330試合を誇り、先のチャンピオンズリーグ(CL)決勝でも腕章を託されたりといち目置かれた存在だが、今夏のマーケットで猛威を振るうサウジアラビアの関心が自身にも向いている。

初期交渉が取り沙汰されてから、今や移籍金2300万ユーロ(約36億2000万円)でクラブ間合意に達したといわれ、サウジアラビア行きが加速するブロゾビッチだが、イタリアの移籍専門記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、個人条件で折り合いがついていないという。

個人間では当初こそ年俸2000万ユーロ(約31億5000万円)前後の3年契約で進んでいるとみられたが、ブロゾビッチ側が年俸3000万ユーロ(約47億2000万円)の2年契約を求め、クールダウン。その交渉はまだ現在進行形で進められているが、現時点で読めない状況にある模様だ。

また、ブロゾビッチはバルセロナの関心もあるが、まだ正式なオファーが届いておらず、それがアル・ナスルとの契約を遅らせる1つの要因となっているとも。インテルとアル・ナスルでは合意済みといわれ、あとは選手次第のところまできているようだが、果たして。

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