「議会を混乱させた」予算案議決後 市長に事業の見直し要望 正副議長が辞職願=静岡・御前崎市

静岡県御前崎市内にある幼稚園などの再編統合事業について、予算案が議決された後、市長に事業の見直しを求めていた市議会の議長と副議長が議会を混乱させたなどとして6月27日、辞職願を提出しました。

辞職願を提出したのは、御前崎市議会の河原崎恵士議長と渥美昌裕副議長です。

御前崎市議会では、2月の本会議で幼稚園・保育園・こども園の再編統合事業を盛り込んだ2023年度の予算案を議決していました。しかし、河原崎議長と渥美副議長は5月末になって、この事業の運営方法を見直すよう柳沢重夫市長に要望しました。

この動きについて他の市議が「議決を無視した行動」と非難、2人は「手続きの手順を誤り、議会を混乱させてしまった」などとして27日、議長職と副議長職の辞職願を提出し、受理されました。

2人は市議としての活動は続けていく考えです。御前崎市議会は29日の本会議で辞職願に対する同意を得た後、新しい議長・副議長を選任する予定です。

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