プロの投打に歓声、指笛響き渡る 那覇で西武-日ハム戦 沖縄セルラースタジアム

 プロ野球パ・リーグの公式戦「埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ」が27日、沖縄セルラースタジアム那覇で開かれた。4年ぶりに声を出しての声援が解禁され、多くの観客が熱い声援を送った。

 西武の先発は石垣市出身の平良海馬投手。対する日ハムは春季キャンプを名護市で行い、県内ファンは多い。中盤まで投手戦を繰り広げたが、6回裏の西武の攻撃で均衡が破れ、両チームが点を取り合った。平良投手の力強い投球や日ハムの万波中正選手の豪快なホームランなどに、歓声や指笛が響き渡った。

 八重山商工の後輩、平良投手の応援に石垣市から駆けつけた父親(48)と息子(14)の親子は「ホームランを打たれたがいいピッチングだった」とたたえた。日ハムファンの男性(25)=名護市=は「球場で一体になって楽しめた。名護から来たかいがあった」と大満足で球場を後にした。

 (西田悠)

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