OWC、CFexpress Type Bカード「Atlas Ultra」1TB/2TB発売。メモリーカード、カードリーダー、ソフトウェアの一連のエコシステムを実現

Other World Computingは、Atlas Ultra CFexpress Type Bカード1TBおよび2TB、Atlas Dual CFexpress Type B/SDカードリーダーを2023年7月上旬に発売する。希望小売価格はオープン。市場想定販売価格は以下の通り。

  • 1TB:税込93,000円前後
  • 2TB:税込157,300円前後
  • Atlas Dual CFexpress Type B/SDカードリーダー:税込13,000円前後

これらの大容量カードは最大読込転送速度1850MB/s、最大書込転送速度1700MB/s、高い信頼性を提供する最低継続書込速度1500MB/sを実現。Atlas Ultra CFexpress Type Bカードは、シネマカメラやハイエンドミラーレスカメラを使用する映画製作者やプロカメラマンの厳しい要求に対応できるように設計されているという。

OWCメモリーカード カテゴリーマネージャーのイアン・ストーン氏は次のようにコメントしている。

画像の解像度や色深度が増すとメモリーカードへの録画可能時間が短くなります。これら大容量カードは、そうした高解像度、高ビットレートでの長時間録画を可能にする最適な解決策となるでしょう。そしてその驚くべき性能により、クラス最高レベルの読込・書込転送速度、ワークフローの最適化を実現します。

Atlas Dual CFexpress Type B/SDカードリーダーは、コンパクトな本体にCFexpress Type BカードとUHS-II対応SDカードの2つのスロットを備え、USB3.2 Gen2対応で、CFexpress Type B/SDを同時に、最大1032MB/sの高速転送が可能。

本体底面に収納可能なUSB-Cケーブル、より長いケーブルでの接続に便利なUSB-Cポート、意図せぬ上書きや消去などを防ぐライトプロテクトスイッチ、カードの接続や転送が確認できるLEDインジケーターなども備え、高性能カードを使用するユーザーにも最適な設計を実現している。

Innergizeソフトウェアは、メモリーカードの寿命や健康状態を測定する「診断機能」、メモリーカードの寿命を通して箱から出した新品の状態に戻す「サニタイズ機能」、カメラなどの互換性や性能向上、問題などへの対応が可能となる「ファームウェアアップデート機能」を備えるフリーソフト。

Windows、Mac OS対応。「Innergize️」はOWC AtlasカードリーダーとOWC Atlasメモリーカードの組み合わせで利用できる。ソフトウェアは日本語対応済み。

今回の高容量Atlasメモリーカードにより、メモリーカード、カードリーダー、ソフトウェアの一連のエコシステムが完成するという。

© 株式会社プロニュース