ホッケーで田辺女子が全国へ 高校総体

田辺―羽衣学園 試合終了間際に勝ち越し点を挙げて喜ぶ田辺の選手(兵庫県丹波篠山市で)=提供

 全国高校総体(インターハイ)ホッケー競技の近畿地区予選が16~18日、兵庫県丹波篠山市であり、女子の部で和歌山県の田辺が2年ぶりにインターハイ出場を決めた。

 近畿予選は5校が参加し、1勝すればインターハイの出場(4枠)が決まる勝ち抜け方式で争った。田辺は初戦で羽衣学園(大阪)に2―1で勝った。

 羽衣学園との試合で田辺は、試合開始早々にFW深見さくら選手(3年)が先制点を決めた。その後も攻め続けたが得点に至らず、第3クオーターに追い付かれた。最終の第4クオーターでは、終了間際にペナルティーコーナーからDF田中優選手(3年)が決勝点を決めた。

 田辺DFの北尾結主将(3年)は「インターハイに出るためにずっと練習してきて、やっとここまで来られた。全国ではベスト8以上を目標に、気持ちで負けないように頑張る」と話した。坂本倫嗣監督は「近畿大会では同点に追い付かれたが、最後は絶対にインターハイに行くという選手たちの執念で勝てた」と、健闘をたたえた。

 インターハイのホッケー競技は7月29日~8月2日、北海道の江別市と札幌市であり、女子の部は各ブロックの代表20校が参加する。

 田辺のインターハイ出場メンバーは次の皆さん。

 3年=岡本幸、田中優、北尾結、保富鈴香、山根里咲子、齋藤奈津美、新田そら、北本真凜、松田有加、谷本優和、深見さくら▽2年=山本ねね、山崎聖七、中嶋涼葉

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