テイラー・スウィフト、米ビルボード・アーティスト・チャートで70週No.1を獲得した初のアーティストに

テイラー・スウィフトが、最新の米ビルボード・アーティスト・チャート“Artist 100”(2023年7月1日付)で70週目の首位を獲得し、自身が持つ最長記録を更新した。今週は同アルバム・チャート“Billboard 200”に9作、ソング・チャート“Hot 100”に3曲が入っていることによってNo.1が維持されている。

Artist 100は、アルバムや楽曲のセールス、ラジオ、ストリーミング、SNSにおけるファン交流の指標に基づき、米国内でのアーティスト人気を総合的にランキングしたウィークリー・チャートだ。

最新のBillboard 200では、2022年リリースの『ミッドナイツ』が6万枚相当のアルバム・ユニットで4位に入っている。このアルバムは6週1位を獲得した。現在Billboard 200にチャート入りしている彼女のアルバムは以下のとおりだ。

4位『ミッドナイツ』
10位『ラヴァー』
14位『フォークロア』
18位『1989』
23位『レピュテーション』
25位『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』
38位『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』
39位『スピーク・ナウ』
40位『エヴァーモア』

テイラーは、5月20日、27日、6月3日付のチャートでもBillboard 200のTOP40に9作がランクインしており、今回で4度目の快挙を成し遂げた。この栄誉は1963年8月にステレオとモノラルのアルバム・リストが合算されるようになって以来、他のアーティストは達成したことがない。

特に『スピーク・ナウ』は、7月7日にリリースされる再録版『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』のリリースに先駆けて42位から39位に上昇した。

Hot 100では、アイス・スパイスをフィーチャーした『ミッドナイツ』からのシングル「カルマ」(9位から7位に上昇)、8週連続首位を獲得した「アンチ・ヒーロー」(12位をキープ)、そして『ラヴァー』からの新しいプロモーション・シングル「クルーエル・サマー」(39位から18位)がチャート入りしている。

「クルーエル・サマー」は2019年に記録した29位を上回り、テイラーにとってキャリア69作目のTOP20ヒットとなり、ドレイクの116作に次ぐチャート史上2番目の多さとなった。この曲はまた、デジタル・ソング・セールス・チャートで32位から10位(3,000DL、71%増)に上昇したことからHot 100でのトップ・セールス・ゲイナーとなり、テイラーにとって記録的な84回目のTOP10入りを果たした楽曲となった。

Artist 100のほかの動きとしては、K-POPグループATEEZが新作『THE WORLD EP.2 : OUTLAW』のリリースにより同ランキングに返り咲き、彼らにとって最高位の3位を記録している。このミニ・アルバムはBillboard 200で初登場2位(105,000ユニット)となり、こちらもグループにとっての最高位で、Top Album Salesチャートでは1位を獲得している。

また、ガンナもニュー・アルバム『a Gift & a Curse』がBillboard 200で3位(85,000ユニット)を記録し、自身5度目のTOP10入りを果たしたことから、Artist 100に返り咲いている(5位)。アルバムから11曲が最新のHot 100にチャート入りしており、「Fukumean」の16位、「Back to the Moon」の29位が現在の最高位だ。

さらに、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジが7位でArtist 100に返り咲き、2017年以来となる同ランキング復帰を果たした。ニュー・アルバム『イン・タイムズ・ニュー・ロマン…』がリリースされた影響だ。同アルバムはBillboard 200で初登場9位(40,000ユニット)を記録しており、バンドにとって4度目のTOP10入りを果たした。

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