苦労人ヴィカーリオが新天地スパーズで1stインタビュー…「ここにいることは夢のようだ」

[写真:Getty Images]

トッテナム加入が決定したイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオ(26)が新天地での意気込みを語った。

トッテナムでは長らく守護神を務めた元フランス代表GKウーゴ・ロリス(36)が退団希望を公言しており、後継者探しが急務となっていた。

そういった中、エンポリでの印象的な活躍がビッグクラブの注目を集めていたヴィカーリオは、2028年までの5年契約でノースロンドン行きが決定した。

スパーズの新13番はクラブ公式チャンネル『SPURSPLAY』で、新天地での意気込みを語った。

「興奮しているよ」

「イングランド、そしてプレミアリーグのビッグクラブの一つであるこのクラブに、今自分がいることは夢のようなものだね。僕にとってここに来られるのは大きな喜びで、チームメイトに加わるためにすぐにスタートしたいと思っているよ」

また、初めてスパーズ加入の可能性を知らされた際には大きな驚きとともに興奮を感じていたという。

「正直なところ、このチャンスを信じていなかったよ。僕はエージェントに、それが自分の第一希望であり、プレミアリーグとスパーズのようなビッグクラブに行きたいと伝えた。僕にとって、それはとてもエキサイティングなことだったよ」

「イタリアのフットボール文化は大きく異なるから、ここでたくさんのことを学びたい。イタリアフットボールとの多くの違いやチームメイト、プレースタイルに素早く適応する必要があるね。ファンも素晴らしいし、良いプレーをすると話題になる。僕はこのメンタリティが大好きだよ」

さらに、加入前の段階でコンタクトを取っていたアンジェ・ポステコグルー監督や新たなコーチングスタッフとの仕事、新天地での目標についても言及。

「彼(ポステコグルー監督)と話したところ、GKは攻撃的なメンタリティにおいて非常に重要であると言っていたよ」

「彼はゲームを支配したいと思っている。僕はこのメンタリティが大好きだ。それは僕にとって大きなチャンスになるはずだ」

「僕らは全力で戦う必要があると思う。クラブのために最善を尽くさなければならない。日々集中しなければいけないから、具体的な目標は立てたくない。監督に従ってたくさん練習すれば、多くの目標を達成できると思う。僕らはビッグプレーヤーを擁するビッグチームだ。僕にとって、本当に素晴らしいチームだと感じているよ」

今回のトッテナム移籍によってイタリア代表招集に続くビッグクラブでのプレーという大きな目標を達成したヴィカーリオ。しかし、セリエDからキャリアをスタートした同選手にとって、ここに至るまでの道のりは非常に険しいものだった。

「僕はただフットボールをしたかっただけで、数年後に自分がどうなるかなど考えていなかったよ」

「最善のことは、これから何をするかではなく、現在、今できることに集中することだと思う。僕は現在に集中し、自分の人生、経験、フットボールを生きているんだ」

「たくさん練習するし、練習を愛しているんだ。今は、これが僕の夢だ。そして、自分の夢を実現したいと思っているよ」

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