北電新社長に斎藤氏 株主総会では原発撤退求める声も

北海道電力の株主総会がきょう開かれ、株主からは泊原子力発電所の事業停止を求める声が上がりました。

株主159人が出席した総会では、「安全対策に必要な費用も再稼働時期も明示されず採算がとれない原発事業からは撤退すべき」との意見が聞かれました。

これに対し北電は「電力の安定供給のために原子力は重要な基幹電源だ」として反対しました。このほか取締役の報酬の開示など、株主から提案された10議案はいずれも否決されました。総会後の取締役会では、藤井裕社長の後任として、齋藤晋常務が新社長に就任しました。

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