山本麻衣は“大ブレイクの可能性”とFIBAが紹介、日本は本日18時半豪州に挑む[女子アジア杯2023]

FIBAが山本麻衣をピックアップして紹介

大会6連覇を目指して「FIBA女子アジアカップ2023」(6月26日〜7月2日、オーストラリア・シドニー)に挑んでいる女子日本代表AKATSUKI JAPAN(FIBAランク9位)。本日日本時間18時半から行われるオーストラリア(同3位)戦を前にFIBAがオフィシャルサイトで“大ブレイクの可能性”として紹介したのが、司令塔の#23山本麻衣である。

グループステージ初戦のチャイニーズ・タイペイ(同33位)戦に94-53、続くフィリピン(42位)に95-57で連勝。渡豪前、恩塚亨HCが語っていた「オフェンスは軽やかにしつこく、ディフェンスはうるさくしつこく」というテーマを女子日本代表はうまく表現している。

その2試合共にスターターとして出場し、12.0得点、4.5アシストのアベレージをマークしているのが#23山本だ。FIBAはまず「アンダーカテゴリーの代表でも多くの人の目に止まった山本は、東京オリンピックでは3x3代表としてプレー。その数ヵ月後にはヨルダンで開催されたFIBA女子アジアカップでは5連覇に貢献した」と紹介。

前回大会について“一番の思い出は、若いチームだったこと”と語ったという山本は、「(昨年の)ワールドカップは、本当に残念な時間でした。ただ、私たちにとっては挑戦したことは、プラスになりました。同時にそこから学び、今大会に生かすことができています」と昨年の悔しさが今大会に繋がっていると語ったという。

また「オリンピックのホスト国というプレッシャーに対処するためには努力が必要でしたが、素晴らしい瞬間でもありました。3x3は、基本に忠実なバスケットボールのようなもの。そこが素晴らしいところだと思う」というコメントを引用し、彼女はシドニーでサプライズとなっているのは基本に忠実だからで、スピード、パス、シュート、リーダーシップとすべての資質を備えていると綴っている。

本日現地19時半(日本時間同日18時半)ティップオフで行われるグループステージ最終戦の相手は、開催国オーストラリア。もし勝利すれば、ベスト4以上が確定し、オリンピック世界最終予選出場権(2024年2月)を獲得することになる重要な一戦となる。昨年の女子ワールドカップではオーストラリアに54-71で悔しい敗戦を喫した。しかし、#23山本は「そこから学び、今大会に生かすことができています」と語っている。6連覇に向けての最初の山となるオーストラリア戦に借りを返すチャンス到来。日本の勝利を祈りたい。


FIBA女子アジアカップ2023

開催期間:2023年6月26日(月)~7月2日(日)

開催地:オーストラリア(シドニー)

大会公式サイト:https://www.fiba.basketball/womensasiacup/2023

組み合わせ(FIBAランク):

[グループA]中国(2位)、韓国(12位)、ニュージーランド(29位)、レバノン(44位)

[グループB] オーストラリア(3位)、日本(9位)、チャイニーズ・タイペイ(33位)、フィリピン(42位)

グループB日本戦予定:

現地6月26日(月)17時(日本時間同日16時)/○94-53×チャイニーズ・タイペイ

現地6月27日(火)13時半(日本時間同日12時半)/○95-57×フィリピン

現地6月28日(水)19時半(日本時間同日18時半)/vs.オーストラリア

現地6月30日以降決勝トーナメント

© 日本文化出版株式会社