景況感、7四半期ぶり改善か 大企業製造業、日銀短観

 共同通信社は28日、日銀が7月3日に発表する6月の企業短期経済観測調査(短観)に関する民間シンクタンク11社の予想を集計した。代表的な指標である大企業製造業の最近の景況感を示す業況判断指数(DI)の予想平均は、前回3月調査から2ポイント改善のプラス3だった。実際に改善すれば2021年9月以来、7四半期ぶりとなる。

 業況判断DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた数値。プラスは景況感が良いと感じる企業が多いことを示す。

 産業の裾野が広い自動車業界で、車載用の半導体不足が解消し、生産や輸出が回復してきているとの指摘が多い。

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