イラン女性記者2人が受賞 台北で世界メディア大会

イランのニルファル・ハメディ記者(イラン紙シャルグのサイトから、共同)

 【台北共同】世界各国の報道機関でつくる世界新聞・ニュース発行者協会は28日、台北で開幕した「世界ニュースメディア大会」で、報道の自由に寄与したジャーナリストらに贈る2023年度の「自由のための金ペン賞」をイラン当局に拘束されている女性記者2人に授与すると発表した。

 開幕式では台湾の蔡英文総統が演説し、言論の自由を守る意志を強調した。

 受賞したのはイランのニルファル・ハメディ記者とエラヘ・モハマディ記者。ハメディ記者は昨年9月、スカーフのかぶり方が不適切だとして風紀警察に拘束され急死したマフサ・アミニさんの事件をいち早く伝えた。モハマディ記者もアミニさんの両親の声を報道するなどした。

© 一般社団法人共同通信社