うそをつき屋根の修理契約を結んだリフォーム業者に再発防止を求める 東北経済産業局

家庭訪問しうそをついて屋根の修理契約を結ばせたなどとして、東北経済産業局は特定商取引法違反で仙台市泉区のリフォーム業者に対し再発防止を求める処分を出しました。

特定商取引法違反で処分を受けたのは、訪問販売の形式で屋根の修理などを手掛ける泉区のリフォーム業者、日本トラストホームです。

東北経済産業局によりますと、日本トラストホームの営業員が2021年7月、宮城県の住宅を訪問し「瓦がずれている」とうそをつき、実際には必要がない修理契約をしたということです。

また、料金の支払い時期などを契約書に記載しないケースや、一定期間内に契約を解除できるクーリングオフについても電子メールで実施できることを記していませんでした。

この業者をめぐっては2020年10月以降、全国の消費生活センターに対し宮城県を中心に156件の相談が寄せられていました。

東北経産局では、この業者に対し再発防止策を講じることを求めています。

訪問販売によるリフォームのトラブルは宮城県で増加傾向にあり、2022年度の相談件数は153件と3年で3倍近くになっています。

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