飲酒運転、根絶誓い哀悼 千葉・八街の児童死傷事故2年

千葉県八街市の事故現場付近で手を合わせる男性。花と飲み物が供えられている=28日午前

 歩いて下校中の児童5人が死傷した千葉県八街市の大型トラック飲酒運転事故から2年となった28日、現場や被害児童が通った小学校では、亡くなった男児2人に哀悼の意を表したり、飲酒運転がなくなるよう願ったりする人の姿がみられた。罰則を新設して飲酒運転の撲滅を目指す県の改正条例が同日施行。県警は事故を踏まえて摘発態勢を強化した。同様の悲劇が繰り返されないようにする模索は続く。

 事故現場では午前中から発生時刻の午後3時25分ごろにかけて、花や飲み物を持って追悼に訪れる人々の姿があった。地元消防の職員だったという男性(62)は「この日を忘れない。根絶しなければならない」と語気を強めた。

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