参政党、初の衆院選獲得目標は6議席 党支持率上昇に神谷宗幣参院議員「LGBT法案正面から反対で注目」

参政党の松田学代表(65)、副代表兼事務局長の神谷宗幣参院議員(45)が28日、国会内で行われた党の定例会見に出席。神谷氏は次期衆院選について、比例11ブロックと小選挙区を合わせ130~140人の擁立を目指すとし「6ブロックでの比例当選。大きな目標としては6ということを挙げている」と6議席の獲得を目標に掲げた。

神谷氏は、参政党の支持率について「上がってないところもありますけど、下がったところは最近ない。一部では3%ぐらいの支持率をいただいた調査もある。国会議員が1人しかいない政党なんですけど、国民民主党とか共産党、公明党と同じぐらいの支持率になっている。それだけ支持をいただけるのなら、たくさんの候補者を立てて国会議員を増やしていきたい」と話した。

党の支持率が上がっている理由を記者団に問われた神谷氏は「私は国会の中でけっこう突っ込んだ質問をした。また、LGBT法案について、私たちはああいう形で一気に通されるとは思っていなかったんで、やり方がおかしいとか賛否について正面から反対する人はほとんどいなかった。そこで我々が少し目立って注目をされたというところもあるかなと思います」と分析した。

さらに「自民党を支持する保守派と言われる方々からすると、やっぱりLGBT法案反対の方が多かったと思うんですよ。自民党が法案を通す側に回ってしまったので、それだったら反対した参政党の方がいいんじゃないかという声は聞いております」とした。

松田氏は、通常国会で成立したLGBT法案について「岸田従米政権。アメリカ従属政権ではないかと。それが最も現れたのがLGBT法案。我が党は一貫して反対。LGBTの方々にとっても決してハッピーではありませんし、マジョリティーの女性や子どもに対して非常に大きな問題を抱えてしまった。法律がいったん理念法として掲げても、現場は過剰に反応していろんな利権が動く」と指摘。

続けて「我々はどうやってこの辺を是正して、日本の国柄にふさわしい正常な社会を保てるかかということについて、国民を挙げて運動していかないといけない」と述べた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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