「電気自動車の充電切れたら?」「日常点検の方法は?」 JAFに聞く自動車の疑問【みんなのハテナ】

Park KSBアプリに皆さんから寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回のテーマは「自動車」です。

「乗る時にできる日常点検の方法は?」(高知市 ちびちび 32歳)

この疑問についてロードサービスを行う日本自動車連盟・JAFの香川支部で聞いてみました。

(JAF香川支部/國村将人さん)
「タイヤの溝やタイヤの割れなんかもすぐ見て分かりますので点検しやすいかと。(Q.具体的にどこを見れば?)タイヤの溝でしたら三角形のマークがありまして、こちらが『スリップサイン』というものです。こちらをずーっと見てもらうと、真ん中に出っ張りがある。出っ張りとタイヤの表面が一直線になったらタイヤ交換のサイン」

合わせて、タイヤに空気が十分に入っているかどうかも大切なチェックポイント。空気圧が低いと燃費が悪くなるだけでなくパンクや破裂につながる可能性があります。

4つのタイヤを見比べるだけでもいいのでぜひ確認してみてください。

また、ときどきボンネットを開けてエンジンルームも見てみてください。ここでのチェックポイントの一つが「ブレーキオイル」です。

(JAF香川支部/國村将人さん)
「(ブレーキオイルの容器に)一番上にマックス(MAX)という文字があります、(オイルが)マックスにあれば大丈夫です。逆に下の方にミニマム(MIN)というのがありますので、こちらを下回っていると補充した方がいい。基本的に日常点検をやっていれば普通に走行できる状態ですので、そういうところを怠らないようにしてほしい」

また日常の点検以外にも法定の12カ月点検や車検も忘れずに行ってください。ちなみに、この車検を巡って、7月にルールが変わることを皆さんは知っていますか?

それが「自動車の検査標章」いわゆる「車検ステッカー」を貼る位置です。

(JAF香川支部/國村将人さん)
「運転者自身が車検切れ忘れ防止のために運転席側から見える位置に貼ることによって、運転者自身が気付けるような措置となっています」

今、すでに貼っているものはそのままでもOKですが、7月3日以降、新たに貼る場合は「運転席側」にお願いします。

「電気自動車はどれくらい普及?」(岡山市 シゲさん 61歳)

世界的に「脱炭素」が叫ばれる中、自動車メーカーも電気自動車の開発に取り組んでいます。

三菱自動車と日産自動車は2022年6月、新型電気自動車となる「eKクロスEV」と「サクラ」の販売を開始。倉敷市の三菱自動車水島製作所で生産しています。

自動車を販売する業界団体のまとめによると2022年度、日本で販売された電気自動車は前の年度の3倍以上となる7万7000台あまり。
この半数以上を「eKクロスEV」と「サクラ」の2車種が占めました。

「電気自動車が充電切れたらどうしてる?」(さぬき市 パン大好き 59歳)

2022年度にJAFに度寄せられた出動依頼の原因の内訳では一般道路は、バッテリーやタイヤのトラブルが多く、高速道路は、「燃料切れ」が2番目に入っています。この「燃料切れ」には、ガソリン・電気の両方が含まれています。

(JAF香川支部/國村将人さん)
「ガソリン車の場合だとレッカー車に燃料を積んでいます。レギュラーとハイオクと軽油を積んでいます。一方、電気自動車の場合はお近くのEVスタンド、または自宅までの搬送になります」

現時点でJAFの車には電気自動車に給電する設備は搭載されていません。

(JAF香川支部/國村将人さん)
「電池切れにならないように、出発前にはしっかり電池の残量を確認していただくことをお勧めします」

そして、これからの季節は夏休みやお盆などで高速道路を利用する人が多くなることが予測できます。JAFのまとめでは、2022年度のお盆期間はゴールデンウィークや年末年始を上回る出動がありました。

(JAF香川支部/國村将人さん)
「特にお盆ですと交通量が増えてきまして渋滞とかもあると思いますので、事前に渋滞情報を確認することやガソリンを満タンにしてお出掛けするなどをしてトラブルのないように運転していただきたい」

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