角松敏生、新旧機材を使いこなす強みを生かして、常にアップデイト！

この番組をラジコで聴く

TOKAI RADIO『bre:eze』（ブリーズ 月～金15:00～17:00 DJイレーネ）6月22日（木）の放送に、シンガーソングライターの角松敏生がゲスト出演した。角松は5月17日にアルバム『Inherit The Life Ⅱ』をリリースしたが、去年8月にリリースした『Inherit The Life』の続編ではなく、全く違うものらしい。

角松は「いろんな事情があって、2枚出さなくてはいけないことになった。（前作と）同じ楽曲もあるが、今、舞台を作っていて、舞台用の音楽。今年やる予定の舞台を、去年、急遽やることになって、アルバムを出した。今回出したアルバムが、もともと構想していたもの。なので、Ⅱとなっているが別物」と話した。

しかし、別物ではあるが、前作のアルバムジャケットがバーで座っている本人の写真。そして、今作は、その写真がイラストになっている。この点について角松は「知り合いのデジタルアート作家の作品で、写真を取り込んで、それをベースに絵を描いている。彼女の絵のファンで依頼した。実際の写真の色彩とか光は違うものだと思うが、心に見えた色を着色してデフォルメする。そこがきれい」と解説した。

また、番組リスナーからは、新しいアルバムについて「自分が学生時代に聴きまくった角松サウンドが戻ってきた気がする」という感想が寄せられた。角松は「常にアップデイトを欠かさずやっている。自分のスタジオを持っていて曲を作っている。制作ツールも日々進化している。それに対して勉強しなきゃいけない。コンピュータソフトのアプリで新しいものが出ると、使い方を学ばなきゃいけない。同時に1980年代から使っている機材もあるので、最新のものと旧式のもの、両方使えるのは自分の年代の強み」と答えた。

9月に東京と神奈川で予定されている舞台については「基本的に自分のライブ。ステージの上にもうひとつステージがあるイメージ。ライブが進行して、ものすごい熱量のダンスと芝居が繰り広げられる。ちょっとシネマチックで、映画『イージーライダー』みたいな感じ」とした。そして「新しくやりたいことが増えている。次はどうしようかといつも考えている。お客さんに『またやっているのか』と言われないようにしたい」と話していた。

※放送情報は変更となる場合があります。