【帝王賞】岡田師「(今後は)オーナーと相談しながら」メイショウハリオが史上初の連覇達成

6月28日、大井競馬場で行われた交流G1・帝王賞(ダ2000m)は、浜中俊騎乗のメイショウハリオが史上初の連覇を達成。ゴール前はクラウンプライド、テーオーケインズとの大接戦となったが、僅かハナ差制した。

1着 メイショウハリオ
岡田稲男調教師
「そう(史上初の帝王賞連覇)聞いていたので、非常に嬉しい気持ちです。ゲートもすごくすんなり出てくれたので、自分ペースでゆっくりというのを勝負所で気合いをつけて上がっていくというのが理想のレースなので、完璧に乗ってくれたと思います。(レースプランは)彼に任せて、馬の気分を損ねないでということでした。(直線の攻防は)ちょっと届かないかなと、大井の競馬場ってこんなに直線長いのかなと。ちょっと届かなかったかなと、モニターでは見たんですけど、スローで見て「あっ、やった!」という感じです。(馬の様子は)いつもより落ち着いていましたね。体調も良かったので、毛艶といい、申し分のない出来だと思います。(今後のプランは)大仕事をしてくれたので、オーナーと相談しながらになると思います。今日は本当にありがとうございました。これだけのことをやってくれたので非常に馬も強くなってくれていると思います。オーナーと牧場さんとに感謝したいと思います。ありがとうございました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

28日、大井競馬場で行われた11R・帝王賞(Jpn1・4歳上オープン・ダ2000m)は、浜中俊騎乗の2番人気、メイショウハリオ(牡6・栗東・岡田稲男)が勝利した。ハナ差の2着にクラウンプライド(牡4・栗東・新谷功一)、3着に1番人気のテーオーケインズ(牡6・栗東・高柳大輔)が入った。勝ちタイムは2:01.9(良)。

3番人気で鮫島克駿騎乗、プロミストウォリア(牡6・栗東・野中賢二)は、5着敗退。

3頭横並びでゴール

(奥から)クラウンプライド、テーオーケインズ、メイショウハリオ (C)Hiroki Homma

ゴール前の大激戦を制したのは史上初の連覇となったメイショウハリオだった。道中は後方4番手からじっくりと行く展開で、向こう正面から徐々に外目を進出。3コーナー付近でも手応えはよく、堂々と大外からポジションを押し上げていくと、直線では内からクラウンプライド、テーオーケインズが抜けてきたところで一気に大外からメイショウハリオが襲いかかった。写真判定の結果は僅かにハナ差でメイショウハリオに軍配が上がった。

メイショウハリオ 22戦9勝
(牡6・栗東・岡田稲男)
父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母父:マンハッタンカフェ
馬主:松本好雄
生産者:三嶋牧場

【全着順】
1着 メイショウハリオ 浜中俊
2着 クラウンプライド 川田将雅
3着 テーオーケインズ 松山弘平
4着 ハギノアレグリアス 岩田望来
5着 プロミストウォリア 鮫島克駿
6着 ライトウォーリア 吉原寛人
7着 ジュンライトボルト 石川裕紀人
8着 ノットゥルノ 武豊
9着 ミヤギザオウ 今野忠成
10着 ランリョウオー 本橋孝太
11着 ドスハーツ 町田直希
12着 オーヴェルニュ 和田譲治

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