【帝王賞】松山「1番枠が仇に…」テーオーケインズは人気に応えられず

最終的に1番人気に支持されたテーオーケインズは、ゴール前の追い比べで僅かに遅れをとっての3着に敗れた。スタートで僅かにトモを滑らせて、やや出負け気味の飛び出し。それでも先団を見ながら中団前目の位置を進み、直線でも上手く馬群の間から抜け出して来たが、ハナ、アタマの3着。着差が着差だけに、スタートが決まっていればという敗戦となった。

3着 テーオーケインズ
松山弘平騎手
「状態は良かったです。馬は十分動ける状態でした。ただ、ゲートでトモを滑らすような形で出ましたし、道中もスローペースでこの馬の持ち味というのは正直生きなくて、1番枠が仇となってしまいました。非常に悔しい気持ちです。状態は良かったのですが、しっかり結果出せなくて申し訳ないです」

レース結果、詳細は下記のとおり。

28日、大井競馬場で行われた11R・帝王賞(Jpn1・4歳上オープン・ダ2000m)は、浜中俊騎乗の2番人気、メイショウハリオ(牡6・栗東・岡田稲男)が勝利した。ハナ差の2着にクラウンプライド(牡4・栗東・新谷功一)、3着に1番人気のテーオーケインズ(牡6・栗東・高柳大輔)が入った。勝ちタイムは2:01.9(良)。

3番人気で鮫島克駿騎乗、プロミストウォリア(牡6・栗東・野中賢二)は、5着敗退。

3頭横並びでゴール

2023帝王賞・メイショウハリオと浜中俊騎手

ゴール前の大激戦を制したのは史上初の連覇となったメイショウハリオだった。道中は後方4番手からじっくりと行く展開で、向こう正面から徐々に外目を進出。3コーナー付近でも手応えはよく、堂々と大外からポジションを押し上げていくと、直線では内からクラウンプライド、テーオーケインズが抜けてきたところで一気に大外からメイショウハリオが襲いかかった。写真判定の結果は僅かにハナ差でメイショウハリオに軍配が上がった。

メイショウハリオ 22戦9勝
(牡6・栗東・岡田稲男)
父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母父:マンハッタンカフェ
馬主:松本好雄
生産者:三嶋牧場

【全着順】
1着 メイショウハリオ 浜中俊
2着 クラウンプライド 川田将雅
3着 テーオーケインズ 松山弘平
4着 ハギノアレグリアス 岩田望来
5着 プロミストウォリア 鮫島克駿
6着 ライトウォーリア 吉原寛人
7着 ジュンライトボルト 石川裕紀人
8着 ノットゥルノ 武豊
9着 ミヤギザオウ 今野忠成
10着 ランリョウオー 本橋孝太
11着 ドスハーツ 町田直希
12着 オーヴェルニュ 和田譲治

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