創造性豊か、衣装発表 水戸三高 生徒手作り、モデルも

ランウェイを歩き、笑顔でポーズを決める家政科の生徒ら=水戸市三の丸

水戸市三の丸の茨城県立水戸三高(南雲康司校長)で23日、家政科の生徒らによるファッションショーが開かれた。全校生徒が見守る中、3年生を中心とした46人が次々に自身が創作した手作りの衣装をモデルとなって披露。生徒らはモデルの名前が入ったうちわを振り、一体となって会場を盛り上げた。

ショーは衣装製作や企画運営など、全てを生徒だけで担う同校の恒例イベント。今年は「星降る夜の人形」をコンセプトに、民族衣装をアレンジしたドレスやカラフルなアイドル風衣装など6部門で、創造性あふれる作品を堂々としたウオーキングでアピールした。

「ウエディング」部門では、花束を投げるブーケトスの演出を行い、観客席からは大きなどよめきと歓声が上がった。総チーフの堀川夢生さん(17)は、ウエディングドレスのスカート部分を取り払い、パンツスタイルへ大変身。「みんなの個性をまとめるため、話し合って人形をテーマに選んだ。クラスのみんなに見てもらえて、歓声が聞こえるのがうれしい」と笑顔を見せた。

コロナ禍以降、観客を制限してきたが、今年は待望の学園祭「あおい祭」の中で実施。全学年が体育館に集合した。

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