●オールスター選出、ファン熱視線
富山GRNサンダーバーズと阪神タイガース2軍の交流戦は28日、高岡市のボールパーク高岡で行われた。阪神はオールスターゲームで三塁手ファン投票トップに選ばれた「サトテル」こと佐藤輝明が4番で先発出場。スタンドには佐藤ら人気選手を一目見ようと県内外から虎党が集結、入場者数は今季最多となる1389人を数え、熱い応援が繰り広げられた。試合は阪神が投打ともに自力を発揮し6―4で勝利した。
阪神は二回2死満塁から押し出し死球や適時二塁打などで一挙5点を挙げ、五回にも加点した。佐藤は五回に右前打を放ち、ファンを沸かせた。
富山は四回に墳下大輔の本塁打、石橋航太(魚津市出身、富山商高OB)の適時打で2点を返した。八回には松重恒輝の適時二塁打で1点を加え、最終回は押し出し四球で2点差まで詰め寄ったが、後続が倒れた。
一塁側スタンドには虎党が陣取り、応援歌や六甲おろしを流し、公式戦さながらの盛り上がりを見せた。
佐藤は試合後、オールスター戦出場について「選んでいただいたからには、頑張りたい」と意気込んだ。富山サンダーバーズの印象については「よく声が出ていて良いチームだと思った」と語った。
会場ではサンダーバーズ出身の湯浅京己(あつき)投手のレプリカユニホームなどが当たる抽選会も行われた。
▽交流戦
阪 神050010000|6
富 山000200011|4