藤井貴彦アナ 若手時代に先輩から「頑張らなくていいよ」の一言 その真意にスタジオ驚き

日本テレビの藤井貴彦アナウンサーが28日放送『いきざま大図鑑』に出演。若手時代に先輩から言われた思い出深い一言を明かした。

さまざまな人物の“生きざま”にスポットを当て、現代をよりよく生きるためのヒントを探る同番組で、お笑いコンビ・南海キャンディーズの“しずちゃん”こと、山崎静代の波瀾(はらん)万丈な人生に注目。しずちゃんと共に二人三脚でロンドンオリンピックを目指し、2013年に他界したボクシングトレーナー・梅津正彦さんと歩んだ5年間を振り返り、“欲を出せ”という、人生の道を示してくれた恩師からの忘れられない言葉を明かした。

それを受けてスタジオでは、ゲストの高橋真麻がアナウンサーとして若手だった頃、“誰がやってもいい仕事”ばかりで、モチベーションが上がらないことを父・高橋英樹に相談すると、「誰がやってもいい仕事こそ一生懸命やりなさい」と言われたことを回顧。

続けて、若い頃にそんな仕事があったかどうか尋ねられた藤井は、「いっぱいあります。テレビに出ない仕事いっぱいあるんですよね、アナウンサー」と話し始め、「それこそ若手の頃に、睡眠時間も少なくて仕事量が多い時に、アナウンス部内でちょっと弱音を吐いたんですよね。その時に先輩がその弱音を聞いていて、ある一言を言ったんですよ。“頑張らなくていいよ”と」と、先輩から言われた思い出深い一言を告白。

その真意について、「“このままだったら俺たち安泰だから”。つまり、“後輩が成長しなければ、先輩たちは安泰だからそのままでいいよ”っていうメッセージなんですよ。だけど、全然冷たい言い方じゃなくて、まさに“欲を出せ”ってことだと思うんですよね」と、しずちゃんの恩師からの言葉にも掛け、「“このままだったら、お前には年功序列の仕事しか回ってこないよ。だから俺たちを追い抜いていい仕事をするためには、今、頑張る時なんだろう”っていうことを、変化球で投げてきたんですよね」と、その一言の奥深さに衝撃を受けたことを明かした藤井。

「その時、愛情を感じました。言葉はものすごく文字に書き起こすと冷たいんですけど」と、感慨深い様子を見せると、MCでお笑いコンビ・ハライチの澤部佑が「それを経て、『news every.』」と、藤井の出演番組をイジリ、笑いを誘った。

写真提供:(C)日テレ

© 株式会社 日テレ アックスオン