創設者、ロシア国防相拘束計画 参謀総長も、米紙報道

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は28日、武装反乱を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が、ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長の拘束を一時計画していたと報じた。欧米当局者の情報としている。

 ロシア連邦保安局(FSB)は計画について実行予定日の2日前に把握。これを察知したプリゴジン氏は当初よりも早めようとし、南部ロストフナドヌーの軍管区司令部を一時制圧したという。

 欧米の情報機関も傍受した通信や衛星画像を解析し、反乱を企てようとしていることを事前に把握していた。

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