倉敷市の大原美術館館長に三浦・東大名誉教授/キーワードは「発信と交流」【倉敷市】

倉敷市の大原美術館は7月1日付で館長が交代し、現在大原美術館の理事を務める三浦篤・東京大学名誉教授が新しい館長に就任します。
6月28日に就任会見があり、三浦新館長が抱負を述べました。
三浦新館長は島根県大田市出身の66歳。東京大学教養学部時代に、当時教授だった高階秀爾・現館長の影響で西洋美術史を学び、その後、近代美術におけるフランスと日本との交流について研究してきました。
三浦新館長は大原美術館について「コレクションの幅広さとクオリティーの高さから、日本を代表する総合美術館」と評価。今後については、若手芸術家の育成などこれまで力を入れてきた事業を継続しつつ、「発信と交流」をキーワードに、ほかの美術館との連携による魅力的な展覧会をつくり上げるなどし、実質的に全国区の美術館にしたいと抱負を述べました。
大原美術館の館長は三浦新館長が5代目。2002年4月に就任した高階館長は2024年4月に開設される大原芸術研究所の所長に就く予定です。

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