フェネルバフチェ移籍のジェコ、早くも罰金処分確定か

写真:ロシアのメディアから「老いぼれ」呼ばわりされたジェコ…… ©Getty Images

2022-23シーズン限りでインテルとの契約が満了を迎え、フェネルバフチェにフリートランスファーの2年契約で移籍したボスニア・ヘルツェゴビナ代表代表FWエディン・ジェコが、早くもクラブから罰金処分を科される可能性があるという。

イタリアのウェブメディア『カルチョメルカートドットコム』によると、フェネルバフチェは7月上旬、ロシアのサンクトペテルブルクで行われるトーナメントに参加する予定となっている。

これはゼニトが主催する国際親善トーナメントで、セルビアのレッドスター・ベオグラードやアゼルバイジャンのネフチ・バクーも招待されているという。

しかし、ジェコはロシアのウクライナ侵攻には反対の立場をとっており、昨年9月にボスニア・ヘルツェゴビナ代表がロシア代表との親善試合を11月に行うことを発表した際には、この試合への出場を拒否する意向を示した(親善試合自体は延期となり、いまだ開催されていない)。

そのため、7月にロシアで行われるトーナメントへの参加も拒否するのではないかと見られているが、ジェコとフェネルバフチェの契約には「親善試合にも出場する」という項目があるそうで、これを拒否した場合は罰金が科されることになるという。

ロシア国内での親善試合出場をジェコが拒否する可能性があることについてはすでにロシア国内でも話題になっているようで、ロシアのメディア『RIAノーボスチ』はこの件を取り上げ、次のようにジェコのことを批判している。

「フットボールの世界でスターになったことのない老いぼれストライカーがこのトーナメントを欠場したところで、大会の価値が下がることはない」

新天地加入早々、悩ましい問題に直面することになった。ジェコ。果たして自らの信念を貫いてロシア行きを拒むのか、それともチームを優先させてトーナメント出場を選ぶのか。

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