中朝友誼塔の内部を改装、平壌 休戦70年で金正恩氏が指示

内部が改装された中朝友誼塔の竣工式。29日付の労働新聞が掲載した(コリアメディア提供・共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは29日、朝鮮戦争(1950~53年)に中国人民志願軍が参戦したことを記念する平壌市内の中朝友誼塔の内部が改装され、28日に竣工式が行われたと伝えた。改装は金正恩朝鮮労働党総書記が指示したと強調した。

 中朝が「勝利した」と主張する朝鮮戦争は、今年7月27日に休戦協定締結から70年を迎える。北朝鮮はこの日を前に中朝が共に米韓と戦ったことの意義をアピールして中国をつなぎとめ、米韓をけん制したい考えとみられる。

 式ではイム・ギョンジェ都市経営相が演説し、中朝親善は金正恩氏と習近平・中国国家主席の親密な関係によって「日ごとに強化・発展している」と述べた。

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