京王沿線の人気カレーを駅のロッカーへお届け

美味しい名店のカレーを行列に並ぶこと無く楽しめる…京王電鉄が、沿線の魅力を再発見する新たなサービスの提供を開始しました。

千歳烏山の人気店ハバチャルのチキンカレーに、笹塚にあるジャイヒンドのキーマと茄子のカレー。京王線沿線にある有名店のカレーが受け取れるようになったのが…

記者:「駅の専用ロッカーで受け取れるサービスを展開している京王電鉄が、新たな商品の取り扱いを始めました。カレーです。」

6月から京王電鉄は、既存の駅のロッカーで様々な商品を受け取れるサービス「トレくる」で、カレーの取り扱いを始めました。京王線沿線の行列ができる有名店5店の人気カレーなど、約40種類が店に行かずに購入することができます。受け取れるのは新宿や明大前、調布など6駅の専用ロッカーです。

担当者:「多くの人にご利用いただけるというところで、今回は地域のカレーの店舗と連携して商品を提供している」

利用者がLINEの専門サイトでカレーを注文すると、配達員は中が5℃前後に保たれた専用のケースに商品を入れてお店を出発します。その移動手段も、京王線の電車。電車にゆられてたどり付いた先には、温度管理がされた冷蔵ロッカーがあり、店舗から運んできた商品をそこに保管します。購入者は午前10時までに注文すると、最短で当日午後4時ごろから指定した駅のロッカーでカレーを受け取ることができます。

新たに始まったカレーの運搬サービス。新サービスは利用者だけでなく、店舗側にもメリットがあるといいます。

店主:「店の中以外に広げようと頑張ってきたが、それがついに電車ですよ。めちゃめちゃ遠くまで届けられますからね、もう最高です。おいしかったから電車に乗って来ちゃおうかなって簡単に来れますかね、そこも期待してます」

京王電鉄は、サービスのさらなる充実も視野に入れています。

京王電鉄 担当者:「現在も多くの店舗に入ってもらう形で色々な業種、カレー店を含めて検討しておりますので、多くの商品をお客様に提供できる、また沿線の魅力というところを再発見いただけるよなシステム・サービスを構築していきたいと考えている」

コロナ禍で拡大したフードデリバリー。今、新たな形が広がりをみせそうです。

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