7月15日の「追い山笠」にあわせて早朝に臨時列車 門司港3時1分発の特急も JR九州・福岡市地下鉄・西鉄

西鉄の臨時列車先頭車両に掲出される、山笠をモチーフにしたヘッドマーク(画像:にしてつグループ)

長い歴史を持つ福岡・博多の伝統行事「博多祇園山笠」が4年ぶりに通常開催されます。2023年7月1日からおよそ2週間にわたって続き、15日の「追い山笠」が掉尾を飾ります。

その追い山笠にあわせ、JR九州など鉄道事業者各社が臨時列車の運行を発表しています。運行時刻は午前3時台~5時台ということで、珍しい時間帯に列車が走ることになります。

JR九州は臨時列車5本、うち1本は特急

JR九州は臨時列車を5本運行します。そのうち1本は門司港駅から博多駅まで向かう特急「きらめき91号」で、運転時刻は門司港 3:01発 → 博多 4:07着。途中停車駅は門司・小倉・戸畑・八幡・黒崎・折尾・赤間・東郷・福間です。

「きらめき91号」は8両編成で運転。1号車はグリーン席、2号車が指定席、3~8号車が自由席となります。JR九州アプリで確認したところ、6月29日午前10時50分時点でグリーン席は埋まりかけていましたが、指定席はまだ余裕がありそうな状況でした。

普通列車は「博多山笠号」を4本運転。門司港 2:20発、荒木 3:19発、直方 3:10発、筑前前原 3:53発で、いずれも博多方面へ向かいます。なお、筑前前原発 博多空港行の「博多山笠号」ですが、姪浜~福岡空港間は地下鉄空港線直通運転となります。

福岡市地下鉄は臨時列車ほか「走れ!山笠号」も運転

福岡市地下鉄は7月15日に全線で臨時列車を運行。福岡市交通局のホームページでは、空港線・箱崎線、七隈線で3時台~5時台に運転する「令和5年度追い山笠対応臨時列車時刻表」が公開されています。

また7月1日から15日にかけては、午前中に「走れ!山笠号」も運転。ヘッドマークやステッカーで装飾した列車で、運行区間は空港線、箱崎線、JR筑肥線。「博多祇園山笠」を盛り上げるだけでなく、追い山笠当日の早朝臨時列車の運用に入る可能性もあるようです。

西鉄は大牟田駅発の列車を新設

にしてつグループも先日、追い山笠にあわせた早朝臨時列車の運行を発表しました。臨時列車は天神大牟田線2本(急行1本、普通1本)、貝塚線2本(普通)の合計4本。臨時列車の先頭車両には山笠をモチーフにしたヘッドマークを設置します。

従来であれば天神大牟田線の臨時列車は花畑駅を始発としていましたが、「大牟田・柳川方面のお客さまにもご利用いただきたい」という思いから、1本は大牟田駅始発とします。

© 株式会社エキスプレス