スラロームやジグザグ走法…こども自転車大会 4年ぶり開催 上本部学園(本部地区)が優勝 沖縄・豊見城

 【豊見城】第44回交通安全子ども自転車沖縄大会が25日、豊見城市豊崎の県警運転免許センターで4年ぶりに開催された。県内の7地区から7チーム28人の小学生が参加。団体の部では本部地区の上本部学園が優勝し、8月に東京都で行われる全国大会出場を決めた。個人の部は同学園6年の具志堅蒼(あおい)さんが優勝した。

 同大会は交通安全教育の促進と交通事故防止を目的に行われ、県勢は2010、14年の2度、石垣市立明石小が全国優勝に輝くなど近年、強豪県として知られる。新型コロナウイルスの影響で、20年から3年は中止となり、4年ぶりの開催となった。

 開会式で宮古島地区の砂川小4年、久貝侑暢(ゆきまさ)さんは「頑張りと笑顔で、正々堂々競技します」と選手宣誓した。夏空の下、保護者らの声援を受け、銀輪にまたがった子どもたちはスラロームやジグザグ走法など巧みなハンドルさばきで自転車を操り、練習の成果を存分に発揮していた。

 小学6年の児童「思った以上に緊張したが、ミスも少なく走ることができた。次のコースは満点を目指して頑張りたい」と話し、笑顔でペダルを踏んだ。

(高辻浩之)

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