トルコで躍動のザニオーロ、ユベントス移籍を排除せず 「全員が幸せな着地点を見出せれば」

[写真:Getty Images]

ガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(23)が去就に言及した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

今年2月にローマからガラタサライへ移籍したザニオーロ。契約交渉のもつれがローマとの関係悪化を招き、新天地行きとなった格好だが、本人はイタリア国内への移籍を望んでいたということが広く知られている。

それでも、ガラタサライでは加入後すぐに定位置を確保し、4年ぶりのリーグ優勝に貢献。第37節の宿敵・フェネルバフチェ戦では2ゴールを決めて3-0の完勝に貢献するなどファンからの信頼もバッチリだ。

一方で、早くも今夏のイタリア復帰を画策しており、ユベントスとフィオレンティーナが接触中とも報じられる。そんななかで、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じたザニオーロは「ガラタサライの一員としてチャンピオンズリーグ(CL)に出たい」と前置きしつつ、ユベントス移籍の可能性も排除しなかった。

「考える時間は8月末まである。僕は全ての可能性にオープンだよ。ユベントス? たとえCLなどの欧州カップ戦に出ていなくともユーベはユーベだし、僕のアイドルはポール・ポグバさ。是非ともプレーしたいね」

「僕自身、ガラタサライ、ユベントス。3者全員が幸せな着地点を見出すことが重要だ。それができなくてもトゥルキエ(トルコ)で問題ない。期待はしないでくれ。どちらに転んでも僕は満足だ」

ガラタサライでの充実感、ユベントスへの憧れの両方を口にしたザニオーロ。必ずしもイタリア復帰が全てではないようだ。また、遺恨を残した前所属先のローマについても悪くは言わなかった。

「ローマでは美しい出来事も、そうでない出来事も経験した。全てのファンに感謝しているし、ローマが来シーズン、多くの勝利を掴むことを願っている。ジョゼ・モウリーニョ(監督)はスペシャルなコーチさ。いつも選手に刺激を与えてくれる」

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