リバプールがショボスライ獲得を検討…複雑な契約状況が大きなネックか?

[写真:Getty Images]

リバプールが、RBライプツィヒのハンガリー代表MFドミニク・ショボスライ(22)の獲得を検討しているようだ。

今夏の移籍市場で中盤の刷新に動くリバプール。すでに確保したMFアレクシス・マク・アリスターに続き、現在はニースのMFケフラン・テュラムやセルタのMFガブリ・ベイガ、サウサンプトンのMFロメオ・ラヴィアといった若手逸材への関心を強める。

この獲得リストに新たに加わったのが、以前から関心を示していたショボスライだ。

移籍市場に精通するジャーナリストのデイビッド・オーンスタイン氏によると、リバプールは今週に入ってショボスライの代理人と移籍に向けた会談を行ったという。

ただ、獲得に向けてはショボスライの7000万ユーロ(約110億円)に設定されている契約解除条項の存在が交渉を複雑化させているという。同選手の契約解除条項は、今夏の“ある時点”で期限が切れるというが、そのタイミングに関しての報道が二転三転している。

ただ、契約解除条項が切れたとしても獲得には相応の金額が必要となり、前述のその他の候補に比べて高いコストがかかることは間違いないようだ。

母国のMTKブダペストからレッドブル・ザルツブルクの下部組織に加入したショボスライは、2017-18シーズンにザルツブルク傘下でオーストリア2部に所属するリーフェリングでプロデビュー。

その後、ザルツブルク、ライプツィヒと順調にステップアップ。今シーズンのライプツィヒでは公式戦46試合に出場し、10ゴール13アシストを記録。ブンデスリーガ3位フィニッシュと、DFBポカール連覇に貢献した。

攻守両面でハイインテンシティーが求められるチームスタイルの中で、187cmという恵まれた体躯を生かしたダイナミックなプレー。高精度の右足のキックを生かしたミドルレンジのパスやシュートで抜群の存在感を発揮。トップ下を主戦場に左右のサイドハーフや、セントラルMFでもプレー可能なユーティリティー性も大きな魅力だ。

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