暑い7月だが雨も多い予想 九州中心に大雨のおそれも 気象庁1か月予報

 気象庁は29日(木)、向こう1か月(7/1~7/30)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすく、気温は北・東日本と沖縄・奄美で高い見込み。特に北日本は、7月前半は気温がかなり高くなりそうだ。6月20日発表の「3か月予報」における7月の予報に比べ、暖かい空気に覆われやすい見通しに変わったため、向こう1か月の気温は北・東日本で高い予報に変わった。

 また、低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は北・東・西日本で平年並みか多く、九州北部と南部は平年より多い見込み。一方、沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われやすいため、向こう1か月の降水量は平年並みか少ない見通し。

高温に関する早期天候情報

 北海道の向こう2週間の気温は、暖かい空気に覆われやすいため高い日が多く、平年よりかなり高くなる日もある見込み。東北も向こう2週間は暖かい空気に覆われやすいため、7月2日(日)ごろと5日(水)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は北日本に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理等に注意するよう呼びかけている。熱中症対策など、健康管理にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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