小児病棟支援や島の活性化への取り組みなど 地域連携や社会貢献をたたえ学生サークルを表彰 香川

地域との連携や社会貢献を行っている香川の学生サークルを発掘し、たたえようというコンテストが開かれました。

香川県内の企業経営者らで作る一般社団法人・香川学生支援会が初めて企画したものです。県内3つの大学、短大の12団体から応募があり、書類選考を通過した5団体がプレゼンテーションに臨みました。

高松市の男木島の活性化につなげようと図書館の運営や落花生の栽培に取り組んだり、讃岐ちょうちんを作るワークショップを開いたりとそれぞれが企業や団体との連携や地域課題の解決に向けた活動をアピールしました。

審査の結果、グランプリに輝いたのは香川大学医学部のサークル「ひばり」です。学生70人が小児病棟に入院する子どもたちへの遊びと学習の支援などをボランティアで行っています。

(ひばり副代表[香川大学医学部2年]/大平大耀さん)
「将来、子どもたちとただ単に接するだけじゃなくて子どもたちのきょうだいとか家族とか、そういった背景までもいろいろ考えられる医療人になれたらなという成長につながってます」

「ひばり」には、活動支援のための賞金50万円が贈られました。

(ひばり代表[香川大学医学部3年]/青山治樹さん)
「活動と直接的には関わりのない人からも評価してもらえたのは、やっぱりこの活動は社会から見ても意義がある活動なんだなと再確認できた機会だったと思います」

(香川学生支援会/松岡敬三 代表理事)
「社会とのつながり、地域への貢献というのを本気で心底から自分の生活の中に取り入れられてるなとすごく感じました。その熱量が、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなと感じました」

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