チェルシーがマンチェスター・ユナイテッドに対し、イングランド代表MFメイソン・マウント(24)を巡る交渉の継続を呼びかけたようだ。
マウント獲得に向けたユナイテッドのオファーを3度も拒否したと報じられるチェルシー。イギリス『ミラー』によると、三度目の正直で5500万ポンド(約100億4000万円)を提示したユナイテッドに対し、最低6500万ポンド(約118億7000万円)の姿勢を譲らなかったとのことだ。
これにより、ユナイテッドはマウント獲得から撤退したとの見方が広がっている状況。しかし、チェルシーとしてはマウントとの契約が残り1年となっており、今夏で売却しなければ来夏の“ゼロ円放出”が現実味を増すこととなる。
また、契約延長に同意しないマウントをマウリシオ・ポチェッティーノ新監督が好意的に捉えるはずもなく、7月からのプレシーズン前にこの問題を解決すべく、5500万ポンドを拒否したのち、ユナイテッドに交渉継続の用意があると連絡したという。
しかし、イギリス『テレグラフ』によれば、ユナイテッドはチェルシーとの協議にうんざり。エリク・テン・ハグ監督がマウント獲得を熱望していることは周知の事実だが、首脳陣としては昨夏の失敗が頭をよぎる。バルセロナからオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの獲得を目指し、交渉だけが長引いた末、結局は実現しなかった。
マウントを巡るチェルシーとユナイテッドの攻防。どちらかが折れない限り、依然としてユナイテッドのマウント獲得は実現しないという見方が強い状況だが、果たして。
