潜水艇、事故の原因解明は難航か データの発見と復元が鍵

カナダ東部ニューファンドランド島セントジョンズの港に引き揚げられた潜水艇「タイタン」の艇体の一部=28日(Paul Daly/The Canadian Press提供、AP=共同)

 【ニューヨーク共同】英豪華客船タイタニック号の残骸を見るツアー中に水圧でつぶされたとみられる潜水艇「タイタン」の一部が28日、海中から引き揚げられ、遺体のようなものも見つかった。米紙ニューヨーク・タイムズによると、専門家は原因解明の難航は必至と示唆、水中音波探知機(ソナー)やカメラなどのデータの発見と復元が鍵になると指摘した。

 ウッズホール海洋研究所のハーツフィールド氏は、フライトレコーダー(飛行記録装置)やボイスレコーダー(音声記録装置)を備える航空機とは異なり、潜水艇の事故調査は困難だと説明している。

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