津山市教委は28日、一宮小(同市東一宮)でプールの水質を調整する装置に誤った薬剤を入れて塩素とみられるガスを発生させ、装置を破損したと発表した。教諭、児童らに健康被害はない。
市教委によると、27日午後5時ごろ、プール機械室で、教諭3人が水質管理用の塩素剤を装置に入れるべきところを、誤って近くの段ボール箱にあった藻の発生を抑える塩素剤を投入。白い泡があふれて破裂音がした後、装置のふたやカバーが外れるなどしてプールに塩素を供給できなくなった。教諭はすぐに避難したという。
同校は安全確認のため29日までプールの利用を中止。30日以降は当面装置を使わない方法で水質を管理して授業をするという。有本明彦教育長は「再発防止に努め、安全安心に学校生活を送れるよう万全を期す」とコメントした。