上越商工会議所青年部観光・文化振興委員会が、上越市内の飲食店で提供される「しっとりした炒飯(チャーハン)」を独自に調査し、認定する「しっとり炒飯認定店」の認定証授与が29日、県上越地域振興局食堂「おりづる」で行われた。実食した金子裕認定員が、17店舗目となる認定を行い、同食堂の松栄美枝さんに認定証を手渡した。
「しっとり炒飯」は、コシヒカリやこしいぶきといった甘さ、粘りのあるコメで調理したチャーハンを、上越ならではの観光コンテンツとして磨く計画でスタート。2月までに16店を認定した。鴻江孝雄振興局長は「職員が愛する『おりづる』が、上越を盛り上げる一助になれば」と述べた。
「おりづる」のチャーハンは吉川区産のコシヒカリを使用。農林振興部から提供された枝豆なども入った。青年部の藤井浩幸会長は「(コメが)しっとり、もっちりしている」と評価した。
チャーハンの提供は毎月第1水曜。あんかけなど、毎回レシピを変える予定。松栄さんは「『おりづる』は就労支援の場でもある。生き生きと働く利用者の姿を見てほしい」と話していた。
「しっとり炒飯」は500円(税込み)。「おりづる」は同振興局1階。営業時間は平日午前11時30分から午後1時30分まで。一般利用可。