神戸市、関西学院大を誘致へ 王子動物園、改修に伴う再整備で

関西学院大の運営法人が提案したキャンパスのイメージ図(神戸市提供)

 神戸市は29日、施設が老朽化した市立王子動物園の改修に伴う王子公園(同市灘区)再整備計画で園内に誘致する大学について、優先交渉権者を関西学院大(兵庫県西宮市)の運営法人に決めたと発表した。園内の土地約3.5ヘクタールを約100億円で売却し、2026年度末までに引き渡す。関学は29~31年のキャンパス開設を予定している。

 神戸市によると、王子公園は1950年に開設。動物園の他、プールやスタジアムなどがあり、動物園施設の改修に併せてプールなどを廃止して大学を誘致し、地域活力の醸成や定住人口の増加を目指すとしている。昨年12月からの公募に応じたのは関学のみだった。

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