大阪・難波エリアに巨大な「おでかけ拠点」タイ発ホテルの全貌

大阪・難波に誕生した新エリア「なんばパークスサウス」内に、タイを代表するホテルチェーンの日本第1号店「センタラグランドホテル大阪」(大阪市浪速区)が、7月1日に開業。5つ星ホテルのスタイリッシュさと、タイならではのフレンドリーな雰囲気をあわせ持った、ミナミの新たなお出かけスポットとなりそうだ。

商業施設「なんばパークス」の南側に誕生した新エリア「なんばパークスサウス」、奥にそびえ立つのが「センタラグランドホテル大阪」(提供:センタラグランドホテル大阪)

地上33階建てで、一棟丸ごと1つのホテルという、ここ数十年で同エリア内にオープンした宿泊施設のなかでも、かなり大規模なプロジェクト。全515室の客室は、大人数での家族旅行が多い訪日客を見込んで、全フロアにコネクティングルーム&ファミリールームを備えているのが特徴。インテリアもタイと日本の美意識をミックスした、落ち着いた雰囲気のものとなっている。

同ホテルの2階、メインロビーのすぐちかくには本場の「トゥクトゥク」をディスプレイしている

さらにホテル内には8つのレストラン&バー、タイ式のトリートメントが受けられるスパ、コワーキングスペースなどの施設も充実。特に最上階の「クルードデッキ」は、タイではポピュラーながらも日本のホテルでは珍しい、天井を取り払ったルーフトップを採用。大阪の夜景を一望しながら、特別な時間をすごせる場所として、大きな人気を集めそうだ。

「センタラグランドホテル大阪」のルーフトップに設置された「クルードデッキ」

総支配人の中川繁樹氏は「大阪のことを知らないタイ人はいないし、特に大阪の食は有名。今大阪で、この規模のホテルを開業できることは、本当にうれしいです。『ヤマダ電機』をはじめとする、周囲の施設とのコラボも協議していきたい」と「なんばパークスサウス」ごと盛り上がっていくという希望を語った。客室料金は2名1室利用時2万2050円~(税サ別)。詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/吉永美和子

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