29日午前10時15分ごろ、横浜市鶴見区東寺尾中台のマンション敷地内で、住人の大学1年の女性（18）が血だらけで倒れていると母親が110番通報した。女性は刃物で刺されており、搬送先の病院で死亡が確認された。鶴見署は同日、自首してきた同区本町通3丁目、自称会社員の男（22）を殺人容疑で逮捕した。
逮捕容疑は同日午前10時15分ごろ、マンション敷地内で、女性を刃物のようなもので刺すなどして殺害した、としている。男は「間違いありません」などと供述、容疑を認めている。
署によると、男は女性が自宅から外出するのを待ち、上半身を複数回刺すなどした。事件後の午前10時25分ごろ、包丁を持って1人で鶴見署を訪れ、「彼女を刺してしまった」と話した。
女性と男は過去に交際していたとみられ、県警は複数回にわたりトラブル事案を扱っていた。
現場はJR鶴見駅から西に約1キロの住宅街。
女性の遺族は29日、弁護士を通じ「やっと、1週間前に別れることができたところでした。それでも相手からの連絡が途切れず、今回の犯行に遭ってしまいました。今は気持ちの整理がつきません。そっとしておいてください」とのコメントを発表した。
