原因は病院食 市立札幌病院の食中毒

 札幌市保健所は29日、市立札幌病院で19~20日に下痢などの症状を訴えた入院患者ら44人について、日清医療食品(東京)が19日昼に提供した病院食を原因とする食中毒と断定したと発表した。患者は入院患者42人と職員2人で、このうち12人の便からウエルシュ菌を検出した。現在は全員治癒または回復に向かっているという。病院食は糖尿病患者ら向けの特別な食事も含むため、調理場を消毒した上で提供を続けている。

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