質感豊かな力作39点 茨城・日立 ペインティングナイフで描く

色鮮やかな油彩画が並ぶ作品展=日立市弁天町

洋画の第89回東光展出品作と全国小品部門コンクール入選・入賞作を集めたグループ展が7月2日まで、茨城県日立市弁天町1丁目の市角記念市民ギャラリーで開かれている。ペインティングナイフで植物や風景などを描いた深みのある力作39点が並ぶ。

東光会審査員の菊池元男さんと入江英子さんが市内で主宰する教室の生徒たち20人の作品展。絵の具を厚く塗り上げたり削ったりしてツバキやバラ、月明かりなどを描いた6~30号の作品がそろい、ナイフならではの質感が楽しめる。

二つの公募展は4月26日~5月10日、東京・上野の都美術館で開かれた。グループ展は出品作を地元住民にも見てもらおうと2012年から毎年開催している。入江さんは「写生とはひと味違う力強さを感じてもらえれば」と話している。午前10時~午後5時半(最終日は午後4時まで)。

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