ブランドミカン「湘南の輝き」初出荷 「今年もしっかりといい味」

初出荷を迎えたJA湘南のブランドミカン「湘南の輝き」=JA湘南大磯柑橘選果場

 JA湘南のブランドミカン「湘南の輝き」の初出荷が29日、JA湘南大磯柑橘(かんきつ)選果場(大磯町生沢)で行われた。大磯、二宮町の栽培農家から太陽の色をしたミカン約770キロが集められた。

 ミカンは果皮の傷や色づきなどを一つ一つチェックされ、えりすぐりのものが次々と箱詰めされていった。初日は小田原、平塚、横浜の市場に出荷された。

 「湘南の輝き」は温州ミカンの宮川早生(わせ)を温室栽培したもの。露地ものより3カ月早く収穫でき、木の水分吸収量を抑えることで糖度が12度以上と高いことから、お中元の贈答用などに人気がある。

 JAハウスみかん組合の小林範治組合長(54)は「今年もしっかりとしたいい味のミカンができた。ぜひ味わってほしい」と話していた。出荷作業は8月いっぱいまで続く。

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