前線活発化 土曜日にかけて日本海側を中心に大雨のおそれ 九州北部は土砂災害に厳重警戒

7月1日(土)午後6時までの36時間予想降水量

 九州や北日本から西日本の日本海側を中心に、7月1日にかけて広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みだ。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。特に九州北部では土砂災害に厳重な警戒が必要だ。

30日(金)午後9時 予想天気図[上]/午後3時 雨の予想[下]

 前線を伴った低気圧が日本海にあって、東北東へ進んでいる。30日は低気圧が日本海を東北東へ進み、7月1日にかけて北日本を通過する見込み。また、前線は7月1日にかけて本州付近を南下し、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となり、九州や北日本から西日本の日本海側を中心に広い範囲で大気の状態が非常に不安定となりそうだ。九州北部では土砂災害の危険度が高まっている所がある。

予想される24時間降水量

 九州や北日本から西日本の日本海側を中心に7月1日にかけて広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。これまでの雨により、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域がある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要で、特に九州北部では土砂災害に厳重な警戒が必要となる。

大雨時の注意点

 また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。さらに降ひょうも予想されるため、農作物や農業施設の管理にも併せて注意が必要だ。

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