きょう30日(金)は沖縄で晴れる他は全国的に雨となりそうだ。日本海側を中心に非常に激しい雨や雷雨となり、あす7月1日(土)にかけて警報級の大雨になるおそれがある。土砂災害や河川の増水、低地の浸水、落雷、突風などに注意が必要だ。特に九州北部では土砂災害の危険度が高まっている所があり、厳重な警戒が必要となる。
■大気非常に不安定 あすにかけて大雨のおそれ
梅雨前線が日本海を南下し、その前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、全国的に雨となりそうだ。雷を伴って非常に激しい雨の降る所があり、大雨になるおそれがある。特に雨量が多くなりそうなのが九州北部で、あす朝までの24時間に多い所で250ミリ。すでにこれまでの雨で土砂災害の危険度が高まっている所があり、さらに長い時間、活発な雨雲がかかり続けることが予想される。
また、その他も日本海側の地域を中心に雨量が多くなる見込みで、あす7月1日(土)にかけて警報レベルの大雨になるおそれがあるため、土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水、落雷、突風などに注意、警戒が必要だ。
■蒸し暑さ続く 朝晩も熱中症に注意
きょうも各地で蒸し暑さが続く。最高気温はきのうと比べると低い所が多いが、雨と高温多湿の空気でじめじめ、むしむしとした体感となる見込み。30℃を超える所もあり、東京では3日連続の真夏日となりそうだ。風通しのよい服装を選び、こまめに水分補給をするなど、万全な熱中症対策が必要となる。また、日中だけでなく、朝晩の気温も下がりにくくなっているため、朝や夜の熱中症にも注意したい。
（気象予報士・多胡安那）
