旧星山小に保育所を整備 紫波、空き校舎活用し待機児童解消へ

2021年度末で閉校し、保育所整備が予定される旧星山小

 岩手県内外で保育施設を運営する盛岡市のみんなのみらい計画(浜田和人代表取締役)は、紫波町の旧星山小校舎を活用し保育所を整備する。2024年4月の開所を予定。町は空き校舎の有効活用と待機児童解消という課題の解決を図り、子どもを産み育てやすい環境づくりを推進する。

 町は28日、運営も担う同社と、無償貸与する建物を含む土地の賃貸借契約を締結した。契約期間は7月1日から30年間。熊谷泉町長は「理念をもって紫波の子どもたちを育てていただきたい」と期待した。

 旧星山小は07年建築の木造2階建てで、体育館などを合わせた延べ床面積は2065平方メートル。敷地面積は6993平方メートル。保育所は校舎1階を活用し、9月ごろから改修工事を行う。0~5歳児が対象で、定員80人。

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