日光市の合同就職説明会に"観光業"が増加 「コロナの影響で従業員不足に…働き手の確保へ」

 日光市の粉川昭一市長は29日、開いた定例会見で8月に市内で合同就職説明会を開くと発表しました。

 新型コロナウイルスの影響で従業員不足となっていた観光関係の企業などが働き手を確保しようと数多く参加しています。

 この合同就職説明会は日光市などが年に2回開催しているもので20社程度の参加を想定していましたが、それを大きく上回る34社から申し込みがありました。このうち宿泊や飲食、そして観光業は14社で参加企業の4割を占めています。

 前回、2023年1月に行われた合同就職説明会では参加した26社のうち観光関係は9社でした。

 日光市によりますと新型コロナが感染症法上の5類に引き下げられ観光客の数はコロナ禍前に戻りつつありますが働き手が減りホテルなどの受け入れが困難な状況が続いているといいます。これから夏休みや秋の紅葉シーズンを控え迅速な働き手の確保が求められています。

 日光市の合同就職説明会は8月2日午前10時からと午後2時からの2部制で道の駅日光日光街道ニコニコ本陣の多目的ホールで行われます。

 市内の企業で働きたい人なら誰でも参加でき年齢の制限はないということです。

 詳しいことは日光市のホームページや市役所で配布されているチラシを確認してほしいとしています。

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